買取できる主なR9 280
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R9 280とは?
グラフィックボードは次から次へと、新機種が発売されています。そのような環境で10年前に発売された「R9 280」は現在でも通じる、十分な性能があるのでしょうか?
本記事では「R9 280」の基本性能はもちろん、現在の評価を取り上げます。
また、古いグラフィックボードを売る際の準備や高く売るコツも紹介。
「R9 280」についての理解を深め、適切な売却方法を知ることで、今後の購入や売却に役立ててください。
R9 280とは
「R9 280」は、2014年にAMDから発売されたGPUです。
2013年に発表された、「R9 280X」の下位モデルとして発売されました。また、「Radeon HD 7950 wB」のリフレッシュ・リネームモデルでもあります。
「R9 280」を搭載したグラフィックボードは、MSIの「Radeon R9 280 GAMING 3G」や玄人志向の「RD-R9-280-E3GB」などです。
高解像度ディスプレイでのゲームプレイを想定した、ゲーマー向けに製造されたGPUです。
R9 280の概要
ここでは「R9 280」の基本性能や消費電力、発売当時の価格を確認します。
基本性能
「R9 280」の基本性能は以下のとおりです。
最大コアクロック数 |
933 MHz |
ストリーミング プロセッサ |
1792 |
メモリタイプ |
GDDR5 |
メモリ容量 |
3GB |
メモリ帯域幅 |
240 GB/s |
メモリクロック |
5000MHz相当 |
テクスチャユニット |
112基 |
製造プロセス |
28nm |
性能は、「Radeon HD 7950 wB」からやや向上しています。位置づけとしては、「Radeon R9 280X」と「Radeon R9 270X」の間にあたる性能です。
消費電力と価格
ここでは「R9 280」の、消費電力と発売当時の価格を紹介します。
消費電力は「Radeon HD 7950 wB」と同じ200Wです。
この数値は、発売当時の「Radeon」製品では、少し高い数値です。
「R9 280」を搭載したグラフィックボードの、発売当時の価格は、2万8000円〜3万3000円が相場でした。
R9 280の特徴2選
「R9 280」の特徴は2つです。
モデルとなった「Radeon HD 7950 wB」からの性能向上と、費用に対する性能の高さです。詳しく紹介します。
HD 7950 wBから性能向上
「R9 280」は「Radeon HD 7950 wB」と比較すると、106〜110%ほど性能が向上しています。
多くのデータを処理する時の処理速度を表す、最大コアクロックの向上が顕著です。
「R9 280」の最大コアクロックが933MHzに対し、「Radeon HD 7950 wB」は925MHzです。
また、「R9 280」は「Radeon HD 7950 wB」よりも安定した高クロックで動作可能。最大クロックの向上と安定性によって、性能の向上を果たしています。
コストパフォーマンスが優秀
「R9 280」は、上位モデルの「R9 280X」と比べ、コストパフォーマンスが優秀です。
発売当時の「R9 280X」を搭載したグラフィックボードの価格は、4万円台が相場でした。対する「R9 280」は2万8000〜3万3000円が相場と、価格面で優れていることが分かります。
「R9 280」は下位モデルのため、性能面では「R9 280X」には劣ります。
GPUコアの最大動作クロックは「R9 280X」の1000MHzに対して、「R9 280」は933MHzです。演算ユニット数も「R9 280X」の32基に対し、「R9 280」は28基に削減されています。
しかし、極端に性能が低いわけではありません。
ROP数が32基である点や、メモリインターフェースが384bitである点は両者とも同じです。
まとめると「R9 280」のスペックは、「R9 280X」の約8割強を維持しています。その性能を維持しながら、価格は10,000円前後でした。価格に対し、高性能なGPUといえます。
R9 280とGeForceのGTX 760を比較
「R9 280」と同程度の性能を持つGPUに、NVIDIA のGeForce「GTX 760」があります。
「R9 280」と「GTX 760」を比較した表は、以下のとおりです。
R9 280 |
GTX 760 |
|
ストリーミング プロセッサ |
1792 |
1152 |
ベースクロック |
? |
980MHz |
ブーストクロック |
933 MHz |
1033MHz |
メモリ規格 |
GDDR5 |
GDDR5 |
メモリ容量 |
3GB |
2GB |
メモリバス |
384bit |
256bit |
メモリ帯域幅 |
240GB/s |
192GB/s |
消費電力 |
200W |
170W |
発売年 |
2014年 |
2013年 |
1600p解像度における3D性能では、「R9 280」は「GTX 760」より高性能です。
しかし、両者ともに特徴があり、優れている点も異なります。
それぞれが優れている点を、詳しく紹介します。
メモリ性能ではR9 280
メモリ性能では「R9 280」の方が優秀です。
メモリパスを比較すると顕著です。「R9 280」は384bitに対し、「GTX 760」は256bitしかありません。メモリパスとは、データを1度に送れる量を表す数値です。数値が大きいほど高速なデータ転送ができます。
メモリ帯域幅においても「R9 280」の方が優秀です。「R9 280」のメモリ帯域幅が240GB/sであるのに対し、「GTX 760」は192GB/sです。メモリ帯域幅とは、一定時間内に送れるデータ量のことで、大きい方が優秀です。
このように「R9 280」は、メモリ性能において、「GTX 760」より優れています。
ブーストクロックではGTX 760
ブーストクロックでは、「GTX 760」が優秀です。
「R9 280」のブーストクロックは933MHzであるのに対し、「GTX 760」のブーストクロックは1033MHzです。
このため短時間での高負荷処理において、「GTX 760」は優れたパフォーマンスを発揮します。
発売当時の評価
発売当時の「R9 280」は、ミドルクラスのGPUとしては、費用対効果に優れていると評価されました。
1600p解像度での3D性能において、30fpsを確保できる性能があります。にもかかわらず、3万円台で購入できることが魅力でした。
そのため、当時の高解像度ゲームをプレイしたい層に支持されました。
現在の評価
2024年8月時点の環境で比較すると、「R9 280」の低性能です。
発売から10年が経過し、現在の高性能GPU「Radeon RX 5700 XT」と比較すると、性能面で大きな差があります。
「Radeon RX 5700 XT」のブーストクロックは1,905MHzです。この数値は「R9 280」の倍以上です。メモリ帯域も「Radeon RX 5700 XT」は448GB/sで、「R9 280」の240GB/sを大きく上回っています。
また製造プロセス技術も大幅に進化。「R9 280」が28nmであるのに対し、「Radeon RX 5700 XT」は7nmです。この数値は、どれほど細かな設計をしているかを表しており、小さいほど優れています。
性能を比較して分かるとおり、発売から長い期間が経過した結果、現在の環境で「R9 280」は低性能といえます。
グラフィックボードを売る前に
「R9 280」を使用しているグラフィックボードは、売却できます。
売却する前に、3つの手順を踏むことで、より高値での売却が可能です。
ここからは、グラフィックボードを売却する前に行う、3つの手順を紹介します。
付属品を揃える
まずは、付属品を揃えることから始めます。
外箱や説明書、付属DVDや保証書などを探しましょう。これらの付属品が揃っていることで、買取金額の上昇が見込めます。付属品が分からない場合は、グラフィックボードの公式ホームページで確認可能です。
付属品のない場合でも買取可能な業者は多数存在しますが、可能な限り購入時の状態に近づけることが、高値で売却するコツです。
買取相場を調べる
次に、買取相場を調べます。
グラフィックボードをより高値で売るために、買取相場がどのように変動しているのかを確認しましょう。売りたいグラフィックボードの市場価値を把握するためです。
買取相場を調べる際は、買取業者のホームページやオークションサイトがおすすめ。
買取相場をしっかり調べることは、グラフィックボードを高価に売ることにつながります。
掃除する
最後に、掃除をします。
ほこりや汚れの付いたグラフィックボードは、悪印象です。査定額に悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、しっかりとほこりや汚れを落とす掃除が大切です。掃除にはエアダスターやブラシ、綿棒を使用します。ほこりや汚れがたまりやすいファンとフィンは、特に念入りに行います。
注意点として、分解することは避けてください。ほこりや汚れがひどいからと言って分解すると、故障の原因になったり、売却対象外になる可能性があるためです。
グラフィックボードを傷つけない、丁寧な掃除が大切です。
グラフィックボードを高く売る方法
グラフィックボードを売る際、より高値で売れる2つの方法があります。
それぞれの方法を具体的に紹介します。
見積もりを複数の業者で出す
複数の業者に見積もりを依頼することは、グラフィックボードを高値で売る際に効果的です。買取業者ごとに、査定額に差があるためです。
多くの業者がインターネットで無料の事前査定を行っているため、複数の業者で見積もりを取ります。査定額を比較し、送料やキャンペーンなども確認。最も高値で売却できる業者を見つけましょう。
査定にまとめて出す
複数の商品をまとめて査定に出すことは、グラフィックボードを高値で売る際に有効です。
まとめて査定に出すことで、買取業者の送料や手間を抑えられ、査定額の上昇が見込めるためです。キーボードやモニター、ハードディスクなどで、不要なものがあるのであれば、まとめて査定に出しましょう。
査定額の上昇が見込めるだけでなく、部屋の整理にもつながり、一石二鳥です。
まとめ
ここまで、「R9 280」とグラフィックボードを高く売る方法について紹介しました。
「R9 280」は、発売から10年近く経過した古いグラフィックボードです。最新のゲームで使用するには性能不足です。「R9 280」を使用している方は、グラフィックボードの買い替えを検討しましょう。