買取できる主なR9 280X
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R9 280Xとは?
「R9 280X」は、発売当時ハイエンドクラスとして評価されたGPUです。しかし、発売から10年以上経過した現在、その評価はどうでしょうか。
本記事では、「R9 280X」について取り上げます。基本性能や特徴はもちろん、発売当時の評価や現在の評価にも迫ります。
また、古いグラフィックボードを売る際のコツも紹介。「R9 280X」を売る際の参考にしてください。
R9 280Xとは
「R9 280X」は、2013年にAMDから発売されたGPUです。「Radeon R9 200」シリーズのひとつとして製造されました。
また、「Radeon HD 7970 GHz Edition」のリフレッシュモデル・リネーム品です。具体的には、2560×1440ドットや2560×1600ドットなどの、高解像度でのゲームプレイに対応しています。
「R9 280X」を使用したグラフィックボードには、MSIの「R9 280X Twin Frozr 4S OC」や玄人志向の「RD-R9-280X-E3GB」が代表的です。
R9 280Xの概要
ここでは「R9 280X」の基本性能や消費電力、発売当時の価格を紹介します。
基本性能
「R9 280X」の基本性能は、以下のとおりです。
ブースト周波数 |
1000 MHz |
ストリーミング プロセッサ |
2048 |
テクスチャ数 |
128 |
メモリタイプ |
GDDR5 |
最大メモリサイズ |
3GB |
メモリ帯域幅 |
288 GB/s |
メモリクロック |
6.0Gbps |
メモリバス |
384bit |
「Radeon R9 200」シリーズにおいて、高い性能を誇ります。
28nmプロセスで製造されており、ベースとなったプロセスルールやアーキテクチャは「Radeon HD 7000」シリーズと同じです。
消費電力と価格
ここでは「R9 280X」の消費電力と、発売当時の価格を紹介します。
消費電力は250Wです。この数値は「Radeon R9 200」シリーズにおいて、中間程度の消費量です。
発売当時の価格は約2万9000円、「R9 280X」を搭載したグラフィックボードは、4万円台で発売されました。
R9 280Xの特徴2選
「R9 280X」が持つ特徴は、2つです。新APIへの対応と高いメモリ性能です。
それぞれ詳しく紹介します。
API「Mantle」のサポートが追加
「R9 280X」の特徴に、新APIのサポート追加があります。
代表的なものは、AMD独自のAPIである「Mantle」です。
APIとは、アプリケーション同士をつなぐ接点の役割を持つ機能です。「Mantle」はそのようなAPIにおいて、ゲームエンジン用として制作されました。「Mantle」を活用することで、「R9 280X」をはじめとする対応GPUの性能を、さらに引き出せるようになります。
その他にもサポートが追加され、DirectXは11.1対応から11.2対応に、OpenGLは4.2対応から4.3対応に進化。APIのサポート追加は、優れたグラフィック体験を提供する、重要な働きをしています。
メモリ性能が高い
「R9 280X」の特徴に、メモリ性能の高さがあります。
メモリ性能が高いことを表す代表的な点は、メモリ容量です。2GBモデルが一般的だった時代に、3GBのグラフィックメモリを搭載しています。
一定時間内に送れるデータ量を表す、メモリ帯域幅が広いことも、性能の高さを表しています。高解像度でのパフォーマンスが良好で、高負荷な設定でも優れた性能を発揮します。
この性能によって、「R9 280X」以前のGPUでは対応できなかった推奨環境にも、対応可能となりました。ゲームの画質設定を、より高いレベルで楽しめます。
R9 280XとGeForceのGTX 960を比較
「R9 280X」は、NVIDIA のGeForce「GTX 960」と同程度の性能とされています。
ここでは「R9 280X」と「GTX 960」を比較し、「R9 280X」の理解を深めます。
両者を比較した表は、以下のとおりです。
R9 280X |
GTX 960 |
|
ストリーミング プロセッサ |
2048 |
1024 |
ベースクロック |
? |
1127MHz |
ブーストクロック |
1000 MHz |
1178MHz |
メモリ規格 |
GDDR5 |
GDDR5 |
最大メモリ容量 |
3GB |
2GB |
メモリバス |
384bit |
128 bit |
メモリ帯域幅 |
288 GB/s |
112 GB/s |
消費電力 |
250W |
120W |
「R9 280X」が発売されたのは「R9 280X」の2年後、2015年です。
にもかかわらず「R9 280X」と同程度の性能であることから、「R9 280X」の発売当時における性能の高さが伺えます。
ここからは、それぞれの長所を、詳しく紹介します。
メモリの性能ではR9 280X
「R9 280X」は、メモリ性能において、「R9 280X」より優れています。
最大メモリ容量やメモリバス、メモリ帯域幅で優っています。例えば、最大メモリ容量が「R9 280X」は3GBに対し、「GTX 960」は2GBです。
また、メモリバスの性能差が顕著です。
「GTX 960」のメモリバスは128 bitですが、「R9 280X」は、それを大きく上回る384bitです。
メモリバスとは、1度のデータ転送で送れるデータ量を指します。この数値が高いほど、早いデータ転送が可能です。
「R9 280X」はメモリバスをはじめ、メモリ性能が優れています。高速なデータ処理が可能で、「GTX 960」より優れています。
ブーストクロックはGTX 960
「GTX 960」はブーストクロックにおいて、「R9 280X」より優秀です。
「GTX 960」のブーストクロックは1178MHzであるのに対し、「R9 280X」は1000MHzです。ブーストクロックとは、多くのデータを処理する際の最大周波数を指します。数値が高ければ高いほど、高性能です。
「GTX 960」はブーストクロックが高いため、高負荷時でも、高いパフォーマンスが期待できます。
発売当時の評価
発売当時の「R9 280X」は、ハイエンドGPUとして評価されていました。
当時の高グラフィックゲームをプレイするのに、十分な性能を持っていたためです。
ゲーム目的としての使用には十分でしたが、メモリへの負担が大きい3Dモデリング作業では、性能が不足気味でした。
以上のように、発売当時のゲームプレイにおいては、優れた性能を発揮したGPUです。
現在の評価
2024年8月時点の「R9 280X」は、型落ちした古いGPUです。
発売から10年以上が経過しており、性能不足は否めません。
現在の高性能GPU、「Radeon RX 5700 XT」と比較すると顕著です。
最新の「Radeon RX 5700 XT」は、製造プロセスが7nmで、ブーストクロックが1,905MHzに達します。一方、「R9 280X」は製造プロセスが28nmで、ブーストクロックは1000MHzです。
メモリ帯域幅も「Radeon RX 5700 XT」が448GB/sであるのに対し、「R9 280X」は最大288GB/sと、大きく差があります。
製造プロセス技術も進化。「R9 280X」が28nmのところ、「Radeon RX 5700 XT」は7nmで製造されています。
「R9 280X」は古いモデルで、最新のGPUと比較すると性能面で劣ります。
グラフィックボードを売る(準備)
「R9 280X」を使用している古いグラフィックボードは、売却できます。
その際に少しでも高く売却するためにできる、3つのステップがあります。
それぞれのステップを参考に、売却時の価格上昇につなげましょう。
付属品の準備
グラフィックボードを売る前に行う最初のステップは、付属品の確認です。
購入時に付属していた外箱や説明書、付属DVD、保証書などを揃えます。
本体のみでも買取可能な業者は多数存在しますが、付属品を揃えた方が、高い査定額が期待できます。付属品が分からない場合は、グラフィックボードの公式ホームページで確認しましょう。
購入時の状態にできる限り近づけることが、高価買取につながります。
買取相場の調査
グラフィックボードを売る前に行う次のステップは、買取相場の調査です。
グラフィックボードの買取価格は日々変動しているため、最新の情報を把握するためです。
特に、新機種が発売された直後は、旧モデルの査定価格は下降する傾向があります。
相場を把握することで、よりよい売却価格かどうか、判断ができるようになります。
掃除
グラフィックボードを売る前に行う最後のステップは、掃除です。
ほこりや汚れが付着したグラフィックボードは、見た目が悪く、査定額に悪影響を及ぼす可能性があります。そのような事態を避けるために、エアダスターやブラシ、綿棒でほこりや汚れを落とします。特に、ほこりや汚れが蓄積しやすいファンやフィンは、傷つけないように丁寧に掃除しましょう。
しかし、汚れやほこりが多いからと言って、分解してはいけません。故障や売却対象外になる可能性があります。
可能な範囲で、掃除を行うことが大切です。
グラフィックボードを売る(査定に出す)
グラフィックボードを査定に出す際、2つのコツを意識することで、売却時の価格は上昇する可能性があります。
2つのコツを、具体的に紹介します。
複数の業者で見積もり
グラフィックボードを高く売却するには、複数の業者で見積もりを出すことが重要です。
買取価格は業者ごとに異なります。より高く売却するには、複数の業者を比較しましょう。
店頭での買取は少なく、主な買取業者は、インターネットで無料の事前査定を行っています。 キャンペーンや送料も考慮したうえで、最も高く売却できる業者を選びましょう。
他の不用品とまとめて査定に出す
グラフィックボードを高く売却するには、他の不用品とまとめて査定に出すことが効果的です。
買取業者の送料や手間が抑えられ、査定額の上昇が見込めます。グラフィックボードと一緒に、不要なキーボードやモニター、ハードディスクなどを査定に出しましょう。
まとめて査定に出すことで、より高い査定額が期待できます。
まとめ
ここまで「R9 280X」と、グラフィックボードを売る際のコツを紹介しました。
「R9 280X」は、発売当時は高性能GPUとして評価されていました。しかし、発売から10年以上経過し、現在の環境では性能不足です。最新ゲームのプレイを考えるのであれば、買い替えを推奨します。
その際、不要となった「R9 280X」は、グラフィックボードを売る際のコツを参考に売却を検討しましょう。